ティンバレス


 ティンバレスは、ラテンリズムの中でも花形ですね。派手な音と、複雑なリズム。一見そう聞こえますが、ちゃんと整理して考えると割とわかりやすいです。
 ティンバレスは他の打楽器に比べると沢山の大物・小物いろいろ並べてパターンにあわせて使い分けます。次に、ティンバレスに使う楽器のパーツを説明します。

ティンバレス本体
 ティンバレスのメインは、この金属製の太鼓2つです。皮は表だけ貼って裏には貼りません。明るめの音色で、リムショットをすると、「カン!」という音が出ます。
ティンバレス
パイラ
 「鍋」を意味します。要するにティンバレスの胴のことです。ティンバレスでは、基本リズムはこのパイラを打つことによって出します。
パイラ
ジャム・ブロック
 樹脂で出来たウッドブロックのことで、クラベスの代わりです。このジャムブロックでクラーベを刻みます。
ジャムブロック
マンボベル
 カウベルの大きいやつです。ボンゴの人が使うのはボンゴベル。よく似ていますが、違いはスタンドに取り付ける取手があるか、ないかです。曲が盛り上がってきたときにパイラ打ちからマンボベル打ちに変えます。
マンボベル
チャチャベル
 カウベルの小さいやつです。チャチャチャの時に「カン・カン・カン」と4部音符でリズムを刻んだり、マンボでも4分音符を入れます。
チャチャベル
シンバル
 アクセント用と、基本リズム用で使います。アクセント用としては、ティンバレスと同時に叩いて、ジャーンと言う感じを出します。基本リズムでは、ボンゴベルよりもさらに曲が盛り上がってきたときに使います。
シンバル
スネア
 スネアを入れると、ドラムセットのようなサウンドを作ることができます。
ベースドラム
 ドラムセットのベードラです。シンバルとスネアと、ベードラの組み合わせで、まるでドラムセットのように演奏したり出来ます。そのほかにも、フットペダルの先にジャムブロックをつけてクラーベを刻んだりもします。

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