生活雑貨の手作りウォータードラム(congarさん)
はじめに  打楽器には、身近な生活用品がルーツであることはよくあると思います。でも、今回は楽器を生活用品で作ってしまったケースです。題して生活雑貨の手作りウォータードラム。
ウォータードラムって?  その前に、ウォータドラム自体がかなり珍しい楽器なのでちょっと説明します。
 水を張った桶に、ひょうたんを半分に割ったような、お椀状のものを逆さにして水に浮かべそれをマレットで叩きます。音は木魚みたいな感じです。
材料  さて、これから手作りウォータードラムのお話です。
 材料は全て100円ショップにて揃えました。
 下の水を入れるタライの部分には台所で食器を洗う時に使う桶にしました。(直径40cmくらい、あまり小さいとサステインがなくなります)
 上の叩く部分にはプラスチック製の透明なボウル(直径15cmくらい)を使います。透明なボールを使うのがミソです。(チューニングしやすいのです)
つくりましょう  ボウルの口の縁ぎりぎりに4っつの穴をあけ糸を通し、糸はおもりに漬けて沈めます。糸はピンと張らずにボールが傾くのを防ぐ程度にユルユルにします。
 おもりとしてはソバを盛りつける時に使うザルを使いました。(底を上に向けるのがミソ)ザルの上には小皿を伏せてザルが浮いてこないようにします。
 ザルのおもりは大した効果でボウルの移動を拘束しタライの壁との接触を防ぎ、なおかつボウルの傾きも防ぎます。それでいて音には影響がない様です。
チューニング  チューニングはボウルの中の空気の量で変化します。少ないと高く、多いと低くなります。チューニングにはストローを使います。ボウルが透明のために空気の適当な部分にマジックで印を付けとけばいつでも同じピッチがえられます。
 ・・・あまり役に立たないだろうなぁ。使う曲なんてほとんどないだろうから。