スルド


 スルドはベースドラムに相当する楽器です。 縦長の鼓笛隊の太鼓を大きくしたようなもので、 体にストラップ(肩紐)でつり下げて演奏します。
 スルドの直径は、18インチから中には24イ ンチなんてのがあります。
 バチは、木の棒に布やフェルトの頭を付けた ものです。
 バチを右手に持ち、左手で皮を直接押さえて 演奏するのが最も一般的なんですが、両手に バチを持って演奏することもあります。(オロドゥ ンとかチンバラーダの様なバイーア出身の太鼓 集団など)


奏法について

 最もベーシックなパターンは次のようなものです。ここで 太線は、太鼓の皮の上に手を置いている事を示します。

 とっ(クローズ)
 バチで太鼓のほぼ中央を叩きます。この 時同時に左手も皮に触れて(もしくは押し て)音をが鳴らないようにします。
 か (リムショット)
 バチの根本の方でリムの上を叩きます。 この時、左手も皮から離します。

 ん (リムショット)
 「どおん」の「ん」の所でもリムショッ トします。

 と (ハンドショット?)
 左手で直接皮を叩きます。叩いても皮か ら手を離さないようにします。
 どおん(オープン)
 バチで太鼓のほぼ中央を叩きます。この 時左手は皮から手を離し、太鼓の皮が鳴る ようにします。