スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドin福野町


 富山県は福野町 にある円形劇場「ヘリオス」で開催される、イベント。
 この、円形劇場「ヘリオス」は実にユニークなホールで、円形の広場の半分は舞台、半分は客席(客席の大きさからして舞台が非常に広い)一階の座席には椅子が無く、フローリングの床になっていて、観客は床に座り込んで(または立って)見るようになっています。

’96年データ

 野外ライブとクラブナイトという喫茶店をライブハウスに仕立てたものが新たにプログラムに追加されました。
 野外ステージでは福野町で発足したスチールドラムオーケストラの演奏がありました(スキヤキスチールドラムオーケストラ)このオーケストラは、何度かココで演奏したトリニダード・ドバコのレネゲイズ・スチールドラムオーケストラの影響発足したんですが、なかなかここの演奏はご機嫌です。もう踊りだしたくなる気分。

 メインステージはブラジルからやってきた太鼓集団「チンバラーダ」それからワールドカップのテーマ曲を歌った「レディスミス・ブラック・マンバーゾ」という南アフリカのアカペラ・グループです。

  まずは、チンバラーダ。これは、ものすごいパワーです。メンバーの数はだいたい10人。ほとんどの人が大小の太鼓を持っていて、後ろにはスルドという大太鼓を持った人が4人、中の列にはチンバーというアフリカのジャンベの様な太鼓を持った人がサイドに4人、その真ん中にはヘビニキという小さい太鼓を持った人が2人、あとティンバレスにシンバル等をセッティングしたパーカッション
 をする人が一人。それから、キーボードにエレキギターにトロンボーン、それからボーカルが3人。そのうち一人は女性です。彼らは全員上半身裸で体にグルグルとペイントをほどこしています。何と、女性ボーカルも上半身裸。(@@)オッパイの回りに渦巻き模様のペイントを塗って出てきて堂々と歌ってくれるので、これは日本人には刺激強すぎます。目のやり場に困ってしまう。(^^;(今回は肌色のシャツを着ていた(^^;)
  チンバラーダはブラジルでは今最も人気があって、ライブには5000人もの観衆がやってきてエキサイトするというグループです。今ワールドツアーに出ていて、ヨーロッパなどでも大暴れしたそうですが、日本ではあまり知名度がなくて、去年名古屋に来たときは全然人が入らなくて可哀想でしたね。(宣伝をしっかりやらなかったってのもある)今回は、流石に在日ブラジル人からの問い合わせが多かったということです。

  「レディスミス・ブラック・マンバーゾ」は男性10人のアカペラグループ。
 一糸乱れぬコーラス、ハーモニーが凄いですけど、更に彼らは派手なアクションが入ります。アカペラを歌いながら急に足を180度真上に振り上げたり、それでも全然ハーモニーが乱れないのが凄いです。

  クラブナイトと称した喫茶店をライブハウスに仕立てた所の催しは、フォルクローレ関係の人の間では有名な瀬木貴将(サンポーニャ)&鬼怒無月(ギター)が出演していました。

その他、海外からのゲストの方に直接教えていただける、ワークショップの参加が無料なのが魅力的です。そのワークショップ、やっぱりものすごいカルチャーショックをうけます。それがまた楽しみです。

 

'95年データ

 95年の参加アーティストは、ブラジルのパーカッショニスト、ナナ・ヴァスコンセロス、トリニダード・トバゴ共和国のレネゲイズ・スティール・ドラム・オーケストラでした。